DenoがCloudflareへ合流、Deployは終了へ|利用者として移住先を探すことになりました

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  1. 01Deno Deployを使っているので、これは困ります
  2. 02発表された終了予定と、続くもの
  3. 03自分の構成では、APIの出口として使っています
  4. 04Workersへの移行支援だけでは、元の問題が残ります
  5. 05移住先は、これから探します
  6. 06参考文献

Deno Deployを使っているので、これは困ります

Denoの公式発表を見て、かなり驚きました。DenoチームがCloudflareに合流し、Deno Deployは発表から6か月後に終了する予定だそうです。

私もDeno Deployを使っています。DeepL、OpenAI、ClaudeのAPIを呼び出すときに、Cloudflare Workersとの間へ中継として挟んでいます。無料で使えて助かっていたのですが、終了までに移住先を探すことになりました。

現時点で移住先は決まっていません。 この記事では発表の内容と、自分の構成にどう影響するかを整理します。情報の確認日は2026年10月10日です。

発表された終了予定と、続くもの

Ryan Dahl氏による発表は2026年10月9日付です。Denoチーム全員がCloudflareへ合流し、今後の開発を共通のプラットフォームへ集中させると説明されています。

各プロジェクトの扱いは、次のとおりです。

対象発表された方針
Denoランタイムさらに1年間、月次リリースでバグ修正とセキュリティ更新を提供。その後、チームによる開発を終了
Deno Deploy6か月間の運用継続後に終了。有料顧客にはCloudflare Workersへの移行支援を提供
JSR運用を継続し、インフラをCloudflareへ移す
rusty_v8支援を継続し、workerdへの統合を目指す

Denoランタイムは、JavaScriptやTypeScriptを実行するソフトウェアです。Deno Deployは、それを使ったアプリケーションなどを運用するホスティングサービスです。今回、自分の構成で対応が必要になるのは、Deploy側の終了です。

ランタイムのソースコードはオープンソースとして残り、他の開発者による継続も歓迎するとされています。ただ、ソースコードが残ることと、今使っているDeployが運用され続けることは別の話です。

ここでいう「6か月」は発表文の説明です。同記事には具体的な停止日時までは書かれていないため、この記事でも日付を確定させては扱いません。出典はDenoの発表本文です。

自分の構成では、APIの出口として使っています

現在は、KoyebとFly.ioでDiscord botを常駐させ、Cloudflare Workersでバックグラウンド処理を行っています。APIを使うときだけ、さらにDeno Deployを通しています。

役割を分けると、こうなります。

場所現在の役割
Koyeb・Fly.ioDiscord botの常駐
Cloudflare Workersバックグラウンド処理
Deno DeployDeepL・OpenAI・ClaudeのAPIへの中継

APIへの通信部分だけを取り出すと、次の流れです。

Cloudflare Workers
        ↓
   Deno Deploy
        ↓
DeepL / OpenAI / Claude

Deno Deployを挟んでいるのは、APIへのアクセス元をCloudflareから切り離すためです。DeepLへの接続に加えて、OpenAIとClaudeでは、Workersからのアクセスで利用できない地域に関するエラーが出ることがありました。Workersの出口が原因になっていると考え、中継を入れて使っていました。

これは自分の構成で経験した問題です。地域判定の内部の仕組みまで確認したわけではありませんが、APIの呼び出しをDeno Deploy経由にするという対処を取っていました。

中継に必要なのは、リクエストを受けて対象のAPIへ転送する処理です。Deno固有の機能が必要で選んだわけではなく、別の出口を無料で用意できたことが、自分にとっての利点でした。

Workersへの移行支援だけでは、元の問題が残ります

公式発表では、有料顧客向けにWorkersへの移行支援が案内されています。ただ、自分はすでにWorkersを使い、その通信を補うためにDeno Deployを挟んでいる状態です。

中継部分をそのままWorkersへ戻しても、以前出ていた接続や地域の問題が解消されているかを確かめなければなりません。コードの移植ができるかに加えて、移した場所から3つのAPIへアクセスできるかが重要になります。

Cloudflare側の共同発表では、workerdとcelldのコードや考え方を統合し、WorkersとDurable Objectsを自前のインフラでも運用しやすくする計画が説明されています。Durable Objectsは、状態やデータを持つ処理を扱うCloudflareの仕組みです。

その開発方針と、現在使っている無料の中継先が終了することは、それぞれ考える必要があります。自分の用途では、まず今のAPI呼び出しを維持できる置き場所を探すことになります。

移住先は、これから探します

中継だけなら、移住先がDenoを実行できることにこだわる必要はありません。移行先を探すうえで、気にしているのは次の条件です。

  • DeepL、OpenAI、Claudeへ、その環境からアクセスできること。
  • 無料枠や既存の契約内で、中継のための追加費用を抑えられること。
  • APIの通信を転送でき、必要な応答時間やデータ量を扱えること。

すでにFly.ioでbotを動かしていますが、中継用のマシンを追加すれば、その分の請求が増えます。無料で済んでいた処理の移住先として、気軽にマシンを増やす方向にはしたくありません。

既存のbotが動いている環境へ中継を追加する方法や、別のサービスの無料枠を使う方法は考えられます。ただ、どちらも現時点では移行結果を確認できていません。新しい環境からAPIが通るか、費用がどうなるかを見てから決める必要があります。

まずはDeno Deployから撤退する準備と、移住先探しです。今回の自分の困りごとは、無料で使っていたAPIの中継先に終了予定が出たことです。今の呼び出しを維持できる移住先を、これから探していきます。

参考文献

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